八代地域リハビリテーション広域支援センター
「熊本労災病院」
令和5年度活動報告
〇当センタースタッフ数(27名)
職種 |
人数 |
職種 |
人数 |
医師 |
1名 |
作業療法士 |
7名 |
理学療法士 |
16名 |
言語聴覚士 |
4名 |
〇取り組み内容
1.地域リハビリテーションの効果的な支援
(1)研修会開催:年2回開催
①「令和5年度 第1回地域リハ従事者研修会」
日 時:令和5年9月12日(火)14:00~16:00
場 所:熊本労災病院 新棟5階大会議室
参加者:市町村、地域包括支援センター、事業所職員等 28名
内 容:令和5年度(2023年度)
熊本県県南広域本部管内地域包括ケア推進市町村支援事業(第2回)
介護予防推進に係る研修会
「介護予防と地域活動
~通所介護と訪問介護、各立場で考えること・実践していること~」
講 師:八田 慶太 氏(言語聴覚士)(訪問看護ステーションひとつなぎ 代表)
榎田 幸助 氏(言語聴覚士)(リハビリデイサービスmana 代表) |
(研修会の様子)
②「令和5年度 第2回地域リハ従事者研修会」
日 時:令和6年1月19日(金)18:30~20:00
方 法:熊本労災病院 新棟5階大会議室
参加者:市町村、地域包括支援センター、事業所職員等 40名
内 容:「言った!」「言ってない!」「そう聞こえた!」
コミュニケーションエラーが起きる脳の仕組み。今日からできる改善方法
講 師:恒松 伴典 氏 (作業療法士)(医療法人三井会 神代病院 地域活動推進科 科長) |
(研修会資料、一部より)
(2)相談支援
①相談対応:13件
・出 張: 5件
・WEB: 5件
・メール: 3件
【支援内容】
- リハビリ時のリスク管理として、対象者の異常を早期に見つける方法
- 腰痛予防を考える移乗動作
- 呼吸リハビリテーションについて
- 拘縮、ポジショニング、体位変換など
- 脳卒中による廃用症候群とその対応
- 栄養とリハビリテーションについて
- やつしろ元気体操の効果について
- 運動療法について
- 摂食嚥下等について
- 薬とリハビリテーションについて など
(3)関係団体・機関等との連絡会議(2回)
1.「令和5年度 第1回八代地域リハビリテーション広域支援センター連絡会」
日 時:令和5年6月12日(月)13:00~14:00
場 所:八代市役所
参加者:市町村、地域包括支援センター、事業所職員等 14名
内 容:① 令和5年度事業計画 等
② 意見交換 |
2.「令和5年度 第2回八代地域リハビリテーション広域支援センター連絡会」
日 時:令和6年3月11日(月)10:00~11:00
場 所:八代市役所
参加者:市町村、地域包括支援センター、事業所職員等 14名
内 容:① 令和5年度事業結果および令和6年事業計画(案)等
② 意見交換 |
(4)リハビリテーション専門職の派遣調整:10回
派遣回数 83回(延 83人)
2.市町村の地域支援事業等への効果的な支援
①通いの場への派遣
②地域ケア会議等への派遣
3.その他、地域リハビリテーションの推進に必要な業務
・地域リハビリテーション推進会議への出席
・熊本県地域リハビリテーション支援センター主催の研修会等への参加
・地域振興局や八代市の担当者と打ち合わせや情報交換の実施
・八代市、氷川町、各介護保険事業所等の協力による「運動器機能評価」データ提出
・八代元気支援会議への出席
・研修会案内および活動報告
・リハビリテーション関連資料などの更新掲載
○地域密着リハビリテーションセンターの紹介
【指定施設】
・八代市医師会立病院
・八代北部地域医療センター
・熊本総合病院
・峯苫医院
・介護老人保健施設 リハリート桜十字八代
・介護老人保健施設 八祥苑
・介護老人保健施設 向春苑
【活動内容】
・地域ケア会議への出席
・通いの場(サロン等を含む)への派遣
・介護予防事業対象者の運動機能評価、個別指導の実施
・個人宅への派遣 等
【包括支援センターの連携】
八代圏域では、地域包括支援センターと地域密着リハセンターが連携を図る目的として、地域ごとに分けて活動を行っている。
地域包括支援センター |
地域密着リハビリテーションセンター |
氷川町地域包括支援センター |
八代北部地域医療センター
介護老人保健施設 八祥苑 |
八代市第1地域包括支援センター(ふるさと) |
八代北部地域医療センター
介護老人保健施設 八祥苑 |
八代市第2地域包括支援センター(やまびこ) |
熊本労災病院 |
八代市第3地域包括支援センター(だいち) |
介護老人保健施設 リハリート桜十字八代 |
八代市第4地域包括支援センター(しおかぜ) |
熊本総合病院 |
八代市第5地域包括支援センター(くまがわ) |
八代市医師会立病院
介護老人保健施設 向春苑 |
八代市第6地域包括支援センター(おれんじ) |
峯苫医院 |
4.振り返り
令和5年5月より新型コロナウィルス感染症は、第5分類に移行しましたが、地域リハ活動における新型コロナウィルス感染症の障壁は変化が見られない状況でした。Withコロナとして、昨年度まで行ってきたことを振り返り、活動様式を検討し実施しました。
今年度の研修会は対面方式で実施。これまで(コロナ前)の研修会は、八代圏域外からの参加も多かったのですが、WEB研修による受講方法の簡便さのためか、参加者は八代圏域内が主となりました。開催準備時にハイブリッド形式も検討しましたが、実施時の緊急対応等において課題があり、ハイブリッドでの実施には至りませんでした。
出張相談は、昨年度から実施した定例でのWEB相談が徐々に周知が得られ、多くの方に参加頂けるようになりました。また栄養士および薬剤師との相談対応も加味したことで、多面的に相談対応が行えるようになりました。
復興リハ活動では、地域密着リハセンター以外の施設からの協力により、活動継続が行えました。復興リハ活動としての支援は今年度で終了となりますが、継続的に坂本町への地域リハ活動支援を行っていきたいと考えています。また今回協力頂いた施設には、地域密着リハセンター指定の依頼を行いたいと考えています。
県南広域本部管内、三半期ごとの意見交換会を行い、自センターの活動の在り方を考える良い機会となっています。次年度から実施要項に「多職種連携ミーティング」が加わります。効果的且つ効率的な開催方法(内容)について情報交換し、県南広域本部管内での連携を意識した活動に繋げたいと考えています。