連携医制度について
平成18年度厚生労働省国民健康栄養調査によると、本邦の糖尿病推定患者数は890万人、糖尿病予備群を含めると2210万人とされており、まさに国民病といえる状況です。平成18年度県民健康栄養調査でも糖尿病推定患者14万人、予備群を含めると38万人であり、全国の傾向と同様な結果となっています。
このような状況を踏まえ、平成17年に「日本糖尿病対策推進会議」が設置され、熊本でも平成17年3月に「熊本県糖尿病対策推進会議」(熊本県医師会・糖尿病学会・糖尿病協会・熊本県)を設置し、今後増え続ける糖尿病患者をいかに減少させるかに重点をおいて、病診連携の推進、受診勧奨と事後指導の充実等について体制整備を図っています。
その一環として、かかりつけ医を糖尿病診療の地域における第一線機関と捉え、糖尿病専門医療機関と連携することにより地域の診療レベルの向上につながるネットワークの構築を回り、医師の診療能力・資質の向上のため、研修を積んだ証明として「連携医制度」を発足させました。
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