<2020年度 災害委員会活動報告>
2020年の年明けとともに、新型コロナウィルス感染症が発生し、2月には熊本で第一号の感染者が発生した。併設の訪問看護ステーションに大きな影響はなかったものの、その後2020年度に入ってからはコロナウィルス感染拡大が止まらず、各事業所コロナ感染防止対策に追われている矢先、今度は「令和2年7月豪雨災害」が発生し、人吉・球磨地域に甚大な被害が出た。
【2020年度の活動】
1.災害委員会
・年間4回の活動を計画していましたが、コロナ禍において、全ブロックの災害員が集
まることはできなかった。
2.コロナウィルス感染拡大防止に向けて
・感染防止対策で、困っていることのアンケートをとり会長に報告。
その後マスクやアルコールの支給につながった。
・感染マニュアル作成にあたっては、会長自ら自社で作成したマニュアルを公開してい
ただいたことで、各事業所は参考に各事業所のマニュアル作成に生かすことができた。
3.令和2年7月豪雨災害
・災害発生時は、災害委員交代があったが、旧委員及びブロック長の協力もあり状況確認が行なわれた。
・被害の少なかった熊本市ブロックを中心に、支援物資の調達を行い、6回に分けて人吉・球磨ブロック、八代・芦北・水俣ブロックに届ともに、2回に分け郵送した。
・支援物資に関しては、熊本市のブロック活動費、役員の寄付、愛知・北海道を中心に多くの支援物資、義援金をいただいた。
・尚、この件に関しては8月の熊本県訪問看護ステーション連絡協議会WEB会議にて、会長から報告されるとともに被災地のステーションからは、その時の状況と現状の報告があり、災害の状況を共有した。
・また、現在熊本県の災害マニュアルのSOSの連絡票等の改善点があがった。
【2021年度の活動に向けて】
・災害マニュアルSOS連絡票の見直し
・2021年度介護報酬改定において、感染症や災害への対応強化の観点から、業務継続に向けた計画等の策定(BCP)、研修の実施、訓練(シミュレーション)等が3年の猶予期間を持って義務付けとなった。BCP策定や訓練シミュレーション等熊本県訪問看護ステーション連絡協議会としてのベース作りに取り組んでいこうと計画している。
災害委員会では「2019年度版 災害時対応連絡網」を使用して、シミュレーション実施時の流れの確認・様式1変更の周知・スタッフへの周知・ペアステーションの確認と速やかなSOS発信ができることを目標に、9月18日に3回目となる災害シミュレーションを実施しました。今回は阿蘇山噴火と地震という設定で、降灰の影響(停電)も考えなくてはならず難しい課題でしたが、ブロック毎に被害状況やSOSの有無などの情報発信を連絡網チャートに基づいて行動することができ、無事に終了することができました。
災害はいつどこで発生するのか予測できません。各事業所の管理者の皆さまにおかれましては、8月に開催された第58回管理者会にて配布しました「災害マニュアル」を、スタッフの皆さまと随時ご確認くださることを期待します。災害時に速やかに対応ができるように、また、地域貢献ができることを願って活動を行っています。皆さま方のご協力を宜しくお願い致します。
2019年度報告書
災害対応マニュアル等
P1 注意事項
P2~3 しおり
P4~7 重要2019年度版
P8 災害時行動フローシート
P9 役割分担内容
P10利用者安否確認優先度の枠組み
P11災害時の訪問対応について
P12災害時連絡先
|