各ブロックの活動紹介
令和7年度は、新規加入があり、荒尾(9)玉名(16)山鹿(7)の32事業所で活動を行っています。
定例会は年に4回(4月、7月、10月、3月)実施。出席率は平均59.4%でした。
7月の定例会では、協議会メンバーから、活動状況の報告と紹介がありました。
共通テーマ:スタッフ教育についてについて、各ステーションの取り組みや課題を共有やパートスタッフへの研修参加促進策、経験の浅いスタッフへの教育方法、スタッフのモチベーション維持など、具体的な意見交換を行いました。子育て世代が多い職場もあり、研修時間の確保やキャリアアップとモチベーション維持のため、研修は業務の一環として捉えるべきとの意見もありました。県のご担当者様、総合支援センター様からもご参加いただき、相談が多かった事項及び注意事項についてお話くださり、改めて再認識することが出来ました。
8月には、北部豪雨が発生し、災害シュミレーションでの共有内容が生かされ、早期の災害ステーションへの対応が出来ました。
1月に開催されました、有明圏域医療的ケア児協議会では、災害時における医療的ケア児支援の現状と課題について共有致しました。発災直後はスタッフ自身の被災状況確認やステーション管理が優先されるため、「看護師がすぐに駆けつけること」を前提とした計画にはリスクがあるという実情の再認識、加えて事前の備えの徹底では、家族に対し、避難場所の選定やライフライン(電気・水)の確保、個別避難計画の策定など、自助努力の重要性を平時から一緒に考えること。また地域連携においては、行政や学校、他職種との連携訓練を継続し、災害時の具体的な動きをシミュレーションしておくことが重要と感じました。
3月では、玉名郡市医師会訪問看護ステーション乳がん看護認定看護師中根様より、「浮腫のメカニズムとケア」についての学習会をしていただきました。。
浮腫が発生する体内メカニズム(静水圧・膠質浸透圧・リンパ系)とその多様な原因の正しい見極め(アセスメント)に基づき、スキンケア・挙上・圧迫・運動の4点を基本とした適切なケアの共有、特にリンパ浮腫の進行予防には、皮膚の感染を防ぐ清潔保持と、患者への的確な日常生活指導が重要であると再確認出来ました。

令和7年度 阿蘇・菊池ブロック活動状況報告
ブロック長 アロールケア訪問看護リハビリステーション 前川奈穂
訪問看護ステーション連絡協議会に加盟事業所(令和8年3月現在)は、阿蘇地域に9か所、菊池地域26か所のステーションがあり、管理者会議への参加は阿蘇地域7か所、菊池地域25か所となっています。
令和7年度の定例会議は熊本セントラル病院の会議室をお借りし、対面会議やZOOMを併用し、年6回(5月、7月、10月、11月、令和8年1月、2月)開催致しました。
第3水曜日の14時から15時で実施し、参加率としては月平均16名で出席率としては約52%と前年より5%減少しましたが、令和7年度より新たに5か所のステーションが加わりました。定例会議には毎回、菊池保健所総務企画課より2名出席していただきました。
現状として、小規模なステーションが多い、職員不足、管理者交代も多く、会議自体への参加が不可能なステーションも多いです。会議への参加は難しくても管理者間の横の繋がりを維持できるように、ラインワークスを使用し、研修等の案内、情報共有、各事業所で対応が難しい新規の利用者の相談等、令和7年度は話せる環境作りを意識しました。
活動内容としては、県管理者会、各委員会の周知と報告、各自治体単位での在宅医療・介護連携推進会議の報告、菊池保健所からの情報共有、各ステーションでの困難事例の検討、管理者としての悩みの共有等を行いました。
また、令和8年1月に菊池広域連合消防本部警防課より「人生の最終段階にある患者の意思に沿った救急現場での心肺蘇生に関する救急隊の標準的活動指針と活動プロトコール」についての講和、令和8年2月に持田ヘルスケア株式会社より「スキンケアについて(コラージュフルフル使用)」の講和を実施しました。
今後も有効な会議となる様、管理者自身のモチベーションの向上や維持につながるように各管理者とともに阿蘇菊池地域の活性化を目指していきます。

熊本県訪問看護連絡協議会 熊本市ブロック長 田中裕貴
令和7年度の熊本市ブロックでは、各区長(副ブロック長)・各委員・役員にて年に4回(4月・7月・11月・2月)定例会議を開催しました。定例会では、熊本市内の訪問看護ステーション数や連絡協議会への加入状況を確認し、加入率や連絡体制に課題があることが共有されました。これを受け、ホームページと連動した名簿管理の重要性が改めて確認され、各区で情報を随時更新できる体制づくりが進められました。また、未加入事業所や休止中事業所の状況整理、入会普及に向けた電話やFAXでの勧誘連絡を実施し、その取り組みについて意見交換を行いました。あわせて、区を越えたつながりを深め、訪問看護に関する疑問や日頃の悩み、課題を共有できる有意義な場となりました。今後も管理者会を継続的に開催し、熊本市内の訪問看護体制の充実と、会員同士の連携強化につなげていきたいと考えています。
最後に、日頃より熊本市ブロックの活動にご理解とご協力をいただいている会員の皆さまに、心より感謝申し上げます。今後も、現場の声を大切にしながら、顔の見えるつながりを大切にしたブロック運営を進めてまいりますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

【令和7年度 宇城・上益城ブロック活動紹介】
宇城・上益城ブロック長 中原貴子
宇城・上益城ブロックには、宇城地域14、上下益城地区17の訪問看護ステーションが熊本県訪問看護ステーション連絡協議会に加入されております。本年度は2か月に1回、定期的に対面にて管理者会議を開催してまいりました。
オンライン請求・資格確認も本格稼働となり、訪問看護の業界もDX化の推進が求められています。小さな事業所では疑問点も多く、互いに情報提供の良い機会となっております。また各地区で開催された人生会議や研修会へ参加の機会も多く、会議の中で様々な事例を検討しながら活動しております。
今年度は10月に連絡協議会で開催された訪問看護人材セミナーで、講師をされた小瀬文明先生の話を「もう一度聞きたい。みんなに聞いてほしい」との要望があり令和8年2月21日に「一体感のある組織造りとコミュニケーションの要点」というテーマでご講演いただきました。「コミュニケーションライン」、「同じ話をしているはずなのにかみ合わない。話すべきことの認識がずれ。前提のずれにより起きるトラブル」などについて、事業所内での会話の中にもよくある事例とトラブルの理由ついて、再認識できたことは大きな学びでした。
宇城・上益城ブロックでは、この数年で新規事業者が増加するとともに、ベテランの管理者からの若手に管理者の交代も多くありました。それぞれの事業所の特徴を生かしつつ、地域の医療機関・介護の事業所と連携を取り、在宅医療の担い手として今後、今後も活動していきたいと思っております。


R7年度 天草ブロック活動報告
現在14ステーションで活動を行っています。
今年度のブロック会は、昨年同様4回/年(5月・9月・11月・2月)対面での開催を行いました。
今年度は、熊本県訪問看護従事者研修会の担当地区でもあり、12月6日にオンラインにより講師の先生をお招きし、口腔に関する研修を行うことができました。また、天草郡市医師会連携会議に2チームに分かれ参加し、リハビリ及び障害、認知症に対して地域の啓発活動や知識を深めることができ、これからも多職種連携を行いながら地域支援に役立ち、活動ができていけたらと思います。
天草は、離島でもあり地震などが少ない地域でありますが、8月豪雨に見舞われ、一部のステーションが被災してしまいました。例年9月の災害シュミレーションに参加していることで、連絡がスムーズにできたのではないかと思っています。
来年度は、各ステーション連絡を行いながら、より良い地域活動、訪問看護の業務に取り組んで行きたいと思います。

八代・芦北・水俣ブロックでは4月に新規事業所が1か所追加となり、八代17か所、芦北5か所、水俣3か所の25ステーションで活動しています。
今年度は4月、6月、12月、2月にブロック会議を開催し、参加率は50~70%です。
4月は持田製薬様をお招きし、訪問看護に役立つ洗浄、保湿、保護に関するスキンケア製品について講演して頂きました。6月は宇城総合病院の感染管理認定看護師の方を講師に迎え、在宅での感染対策や手洗いのタイミングの重要性、過重労働によるメンタルヘルスの対応、BCPの周知や運用についても講演して頂きました。12月は坂田代表をはじめ、総合支援センターの方々、4名にも親睦会に参加して頂き、交流を深めることができました。
また、地域での活動として多職種連携の会議にも多くの管理者が持ち回りで参加しています。
今後も情報交換や悩み疑問点などを話し合っていきたいと思います。


球磨人吉ブロックは、今年度新規加入が1か所あり、球磨地域に6か所・人吉地域に10か所計16事業所で活動しており、全事業所が熊本県訪問看護ステーション連絡協議会へ加入しています。
定例会議は2か月に1回対面で行い、今年度は予定通り6回実施。小規模なステーションが多い中、業務調整いただき参加率は平均90%でした。内容は概ね、委員やブロック長からの報告・情報共有、お尋ねや悩み相談等ですが、会議終了後も共有の利用者の意見交換や、会議では話せなかった個人的な相談の場となっています。
前年度の球磨人吉ブロック管理者会議で、利用者獲得に苦慮し事業所運営を継続するか悩んでいるという問題提起がありました。訪問看護が地域に定着するための啓発活動の場が必要ではないかということから、12月に保健所と共催し人吉球磨圏域看護職員に向け研修会を開催。訪問看護ステーションなないろ管理者の蓑星茂美さんが「Let,s つながる訪問看護~みんなと連携し、ありがとうの輪~」と題し講義していただきました。圏域の看護師・保健師・行政の方に参加いただき、訪問看護のサービス内容や在宅における訪問看護の活動・入退院支援等、グループワークを通して様々な意見交換が行われました。多職種連携の大切さや、在宅生活を見据えた入退院支援を具体的に考える機会となりました。実際に研修に参加された方からは「今日は来て良かった」「グループワーク良かったです、勉強になりました」等。アンケート結果は退院支援についての意見が多く「入院中の患者さんに対する退院支援のあり方を改めて考えさせられ学ぶことができた」「高齢で単身の方の退院先は自宅での生活は無理と考えがちですが、本人様の意思を尊重することの大切さを改めて感じた」等、たくさんのお声をいただきました。
今後も球磨人吉地域の在宅医療・介護を支えられるよう、様々な職種の方と共に、ブロック全体で力を合わせていきたいと思います。
令和7年度 球磨人吉ブロック長

過去の各ブロックの活動紹介はこちら
