熊本県訪問看護ステーション連絡協議会
  

 

各ブロックの活動紹介
荒尾・玉名・山鹿ブロック

荒尾・山鹿・玉名ブロックは新規事業所が増え荒尾(6)玉名(14)山鹿(5)の25ステーションで活動しています。 コロナ禍も3年が経過し安全で安心なブロック会議のあり方を模索し、管理者の方へアンケートを取りながらハイブリッド式でのZOOM会議を実施しました。 定例会議として年4回(4月・7月・10月・1月)開催し、10月の会議では皮膚排せつケア認定看護師による褥瘡研修会を実施することができました。 研修内容も実際のスキンケア方法や意見交換を行うことができとても有効な研修会を開催することができました。 今後もブロック会議を通して事業所間の情報交換を行うことで顔の見える関係性を保ち、研修会も開催して訪問看護師としてのスキルアップにもつなげていきたいです。

菊池・阿蘇ブロック

菊池・阿蘇ブロックは阿蘇地区7ヶ所、菊池地区16ヶ所です(年度途中1事業所退会のため現在15ヶ所)。 全体会議は、令和4年度は10回開催(毎月第3水曜 13時~14時)。うち、対面会議を2回、ZOOM会議を8回開催しました。年度中は複数回の新型コロナ感染の大流行に伴い 通常業務に感染予防対策、利用者の罹患対応が加わった上に、スタッフやその家族の感染に伴うマンパワー不足などで思うようなステーション運営が出来ない事業所も多く、定例会参加者は平均8人(約3割の出席)でした。内容は、コロナ禍での各事業所の対応や課題に関する情報の共有、BCP策定に関する情報共有、協議会の委員会報告、各自治体の在宅医療・介護連携推進委員会等の会議報告などでした。11月からは、菊池保健所、阿蘇保健所の担当者の参加も得られ、コロナ対応の新情報や医療体制についての質疑応答や意見を頂けました。今年度中も勉強会は開催できていません。ChatWorksを活用し、連絡事項や管理者会議の報告を行いました。 今後の課題として、各事業所に共通してマンパワー不足は大きな課題です。加えて管理者退職に伴い管理者のなり手不足の問題もあるようです。協議会から脱会を検討されるステーションも出てくるのではないか懸念されます。

熊本ブロック

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の各波の感染状況を確認しながらの活動となっています。 熊本市連絡協議会の加入は2023年2月現在、中央区(21)、東区(20)、西区(8)、南区(18)、北区(19)、合計86事業所です。 2022年度は3年ぶりの従事者研修会開催の企画、運営担当が熊本市ブロックでもあり、各区の区長とオンライン会議で打ち合わせを重ねに7月2日に開催しました。 熊本市は、一昨年より組織体制を見直し4回/年の熊本市定例会への参加を役員、ブロック長、各区長、副区長までの少人数参加とし、各区の会議開催を区単位で活動を強めていく体制となり2年が経過しました。 災害訓練の際の対応についても新設事業所数が多いため、繰り返し訓練を行い近隣ステーションに周知していく事が大切と考えます。 新型コロナ感染症対策では「熊本市新型コロナウイルス感染者の健康状態観察業務の委託について」2020年秋よりの有事に備えた準備を整えてから2021年の6派の猛威から現在に至るまで、約27ケ所の事業所に参加協力いただいています。 1年間で885名の看護師を派遣し、健康観察の電話対応:約7130件、訪問での健康観察:850件、その中でPPE対応:54件の実績となりました。 熊本市は事業所数が多いですが、各区や地域での結束力を強め連携の輪を広げながら繋がっていけたらと思います。

 

宇城・上益城ブロック

コロナ感染者数増加に伴い、毎月の情報交換会や研修会の開催ができず、県内のコロナ感染者数の動向を確認しつつ、減少時、可能な範囲での対面開催をした。、長期に渡り難しい時は、ZOOMを活用しリモート会議開催(3回実施)で交流を図った。 会議の議題の一つであった、災害発生時のペアステーションの見直しを行い、熊本地震や豪雨災害の経験を踏まえ検討し直した。 今までは、あえて遠距離ステーション同士で組んでいたが、応援に行く際の距離・土地勘の問題もあり、近距離で組み直し、精神科のステーションについては、部門でのペアとした。 9/21の災害シュミレーション時、事前にチェックリストを作成し、内容確認項目については、オリエンテーションを行い、スタッフ間でも共通認識をしていた。事務所内や利用者様の安否確認については、問題なく行えたようであるが、被害状況の確認を含むSOS発信の、集計結果が集まるまでに時間が掛かってしまった。 コロナ禍特有の課題であった、感染者訪問に直面や対応困難の事例時は、ブロック内でLINEのツールを活用し、相談やアドバイス等、問題を共有し、情報交換を行いながら業務を続けていく事が出来た。

 

天草ブロック

令和4年度天草ブロックでは、天草市の依頼で、天草市倉岳町に2地区に訪問看護の仕事の内容等の住民向けの講座を7月と11月開催しました。天草市の計画に沿ったものですがコロナ渦で2年間ありませんでした。今回コロナの流行の状況を見て開催できたことは、私たち訪問看護師にとって有意義なことでした。住民の方より、コロナになったときの対応等の質問がありましたが、厚生労働省の指針に沿って説明させていただきました。

ブロック会はzoom会議で2回おこないました。勉強会ができなかったことが残念です。来年度も天草ブロック一同、利用者の方・ご家族により添いながら、お仕事をさせていただきます。

  

八代・芦北・水俣ブロック

八代・芦北・水俣ブロックには計24ヶ所のステーションがあります。偶数月に八代・芦北・水俣で、奇数月に八代・芦北と水俣に別れ会議を開催しています。今年度はzoomでのみの開催でしたが、会議に参加する事で管理者としての悩みや困難事例の相談などを共有して考えたりと、多くの刺激を受け新たな活力にもつながっています。また議題に出た内容等をブロック会議で検討を行い、より良い訪問ができる様にしています。
R4年6月のブロック会議では、zoomを使用し災害マニュアルの活用について災害委員から話をしてもらいました。あらためて災害発生からSOSの流れを把握することで、9/22熊本県下で行われた災害シミュレーションに活かすことができたのでと考えています。
引き続き地域一丸となり、多職種とも連携を深め、活動を行っていきたいと思っています。

 

球磨・人吉ブロック

今年度、ブロック長を務めました。 医療法人 外山胃腸病院訪問看護ステーション那須緑です。 2020年1月に日本国内で検知された新型コロナウイルス感染症1例目から現在に至るコロナ渦、2020年7月4日の豪雨災害で大きな爪痕を残し、人口減少した球磨・人吉は現在も復興にたくさんの方が頑張っておられます。そんな中、在宅医療支援に13のステーションが活動しています。 管理者会の開催も延期、延期と開催に躊躇しながらR4年5/19、11/18、R5年2/16予定 計3回開催することが出来ました。 各委員会の活動報告や各ステーションでの困難事例の対処の相談。新型コロナウイルス感染症の自宅訪問時の実際の対応・対策、管理者が抱える問題等が議題になりました。 スタッフの安全を確保でき、利用者の安心した在宅療養生活が送れるよう、各ステーションが頼れる、頼りになれるよう、交流を深め努めて行きます。

 

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