県では、第7次熊本県保健医療計画(平成30年度から平成35年度まで)において、脳卒中や心筋梗塞等の心血管疾患などの疾病ごとの医療連携の構築を目指しており、疾病の状況に応じて対応ができる医療機関名を随時公表することとしています。
 
   ここでは、「心筋梗塞等の心血管疾患」に関する急性期・回復期の対応医療機関名を掲載しています。  

心筋梗塞等の心血管疾患とは  
    心筋梗塞等の心血管疾患はどんな病気?  
    どのような症状が現れると心筋梗塞等の心血管疾患が疑われる?  
心筋梗塞等の心血管疾患 急性期拠点病院 の要件  
   

平成29年12月時点で以下の要件を全て満たす医療機関を掲載しています。対象となる医療機関名

 

(1)循環器を専門とする常勤の医師がいること

(2)冠動脈インターベンション治療が実施可能であること

(3)虚血性心疾患に対する冠動脈バイパス術や大動脈解離に対する大動脈人工血管置換術等の外科的治療が可能又は外科的治療が可能な施設との連携体制がとれていること
  受診される前に電話で医療機関にご確認ください。 心筋梗塞等の心血管疾患急性期拠点病院以外でも、急性期の治療を行っている医療機関はあります。  

心筋梗塞等の心血管疾患 回復期医療機関 の要件  
    平成29年12月時点で以下の要件を全て満たす医療機関を掲載しています。対象となる医療機関名  

(1)循環器を専門とする常勤の医師がいること

(2)九州厚生局に心大血管疾患リハビリテーション料(T又はU)の施設基準の届出を行っていること
  受診される前に電話で医療機関にご確認ください。心筋梗塞等の心血管疾患回復期医療機関以外でも、回復期の治療を行っている医療機関はあります。  


【心筋梗塞等の心血管疾患とは】  
心筋梗塞等の心血管疾患とはどんな病気?  
     心筋梗塞等の心血管疾患の代表的な疾患には急性心筋梗塞、大動脈解離、慢性心不全があります。  
急性心筋梗塞とはどんな病気?  
     「心筋梗塞」とは、心臓の筋肉(心筋)を栄養する冠動脈の血流量が極端に低下したことにより心筋が壊死した状態を指します。通常は急性に発症することから、「急性心筋梗塞」と呼んでいます。冠動脈血流量の減少は、主に動脈硬化などが要因で、血栓によって冠動脈の狭窄や閉塞を来たすことで引き起こされます。 死亡率が高い危険な病気ですが、発症早期に治療が施されれば、死亡率は10%未満です。発症した場合、安静を保ち、急いで救急車を呼ぶことが重要です。  
どのような症状が現れると急性心筋梗塞が疑われる?  
     通常、胸が締め付けられるような痛みが生じます。「痛い」というより「胸が苦しい」「重い感じがする」と感じる場合が多いです。 狭心症の場合は、胸部症状の持続時間は数分程度ですが、安静にしていても30分以上胸痛が持続する場合は急性心筋梗塞が強く疑われます。左肩や顎へ痛みがひろがったり、歯痛や左上腕が重く感じることもあります。特に高齢者や糖尿病患者では痛みなどの症状に乏しいこともあり、めまい、嘔吐、心窩部痛(みぞおち付近の痛み)などを訴えて来院される場合もあります。  
冠動脈インターベンションとはどんな治療?  
     救急治療の一つに「冠動脈インターベンション」があります。これは、局所麻酔により肘や手首、足の付け根の血管からカテーテル(細い管)を挿入し、狭窄・閉塞した冠動脈をバルーン(風船)やステント(網目状の金属製のチューブ)で押し広げて良好な血流を回復させる治療法です。 開胸して行われる冠動脈バイパス手術に比べると、患者さんの体への負担が少ないことなどから、循環器専門施設では全国的に行われています。  
大動脈解離とはどんな病気?  
     大動脈解離は、大動脈壁が二層に剥離し、二腔(真腔・偽腔)になった状態であり、突然の急激な胸背部痛、解離に引き続く動脈の破裂による出血症状、解離による分枝動脈の狭窄・閉塞による臓器虚血症状等、様々な症状をきたす疾患です。  
慢性心不全とはどんな病気?  
     慢性心不全は、慢性の心筋障害により心臓のポンプ機能が低下し、肺、体静脈系または両系のうっ血や、組織の低灌流を来たし日常生活に障害を生じた状態であり、労作時呼吸困難、息切れ、四肢浮腫、全身倦怠感、尿量低下等、様々な症状をきたす疾患です。慢性心不全における心筋障害の原因疾患としては、高血圧、虚血性心疾患、心臓弁膜症、心筋症等があります。